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コロナ (人工衛星)
コロナ()とは、アメリカ合衆国の軍事偵察衛星のシリーズ名称である。プロジェクト名は CORONA とも表記されるが、これは(この手の計画によくあるように)計画に関するなんらかの用語の頭文字を繋げた頭字語ではなく、純粋に計画のコード名である。 == 概要 == 人工衛星に観測機器を搭載して衛星軌道上の高高度から地上を偵察することは、人工衛星の研究当初から構想されていた。アメリカ軍でも「技術的困難が大きい」とされながらも実用化に向けての模索が続けられていたが、1960年5月に発生したU-2撃墜事件をきっかけとして、本格的にプロジェクトが推進されることとなった。 コロナシリーズはCIAの主導でアメリカ空軍が技術・運用面で補助し、1959年6月から1972年5月までソビエト連邦や中国などの地域の写真監視に使われた。 使用された人工衛星の型名は、KH-1、KH-2、KH-3、KH-4、KH-4A、KH-4Bである。KH とは Keyhole(「鍵穴」のことであり、「覗き見る穴」の意)の頭文字をとったものである。番号が大きくなるに従って監視機器が進歩している。例えば、当初1つのパノラマ写真撮影機だったものが後に2つになっている。この型名体系は1962年にKH-4で初めて使われ、遡って適用された。144機のコロナ衛星が打ち上げられ、そのうち102機で使用可能な画像を回収できた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コロナ (人工衛星)」の詳細全文を読む
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